HYDRO
クライマーなら誰もが一度は感じたことがあるはず。
「チョークは効いているはずなのに、なんだか手が重たい」
「真夏のジメジメで、液体チョークが乾かずベタつく」
そんな不満を解消するために生まれたのが 新アイテム「HYDRO」 です。
これは単なる液体チョークではなく、粉チョークの“のり”を一気に引き上げる展着剤。
サッと塗って、乾く前にチョークアップ。
これだけで「粉が吸い付くように乗る」感覚を体験できます。
なぜHYDROを作ろうと思ったのか
従来のGUARは、圧倒的な持続力を誇る一方で、その秘密である「ねっとり感」が暑い季節にはデメリットになることもありました。
特に真夏、手のひらが熱を持つと「重たい感じ」が残り、むしろ滑っているように感じてしまうことも…。
「もっとサラッと。そして素早くチョークアップできるものを」
そんな思いからHYDROの開発はスタートしました。
最初の試作は“ただの液チョー”
もちろん最初に試したのは、炭酸マグネシウムを使った液体チョーク。
でも、やはり「サラッと感」が足りない。
逆にサラサラに寄せると、今度は付着が悪くなり“特色ゼロ”のただの液チョーに…。
試作と失敗を繰り返すうちに、夏前の発売予定には到底間に合わず。
完成どころか「商品にできるレベル」にも至らない日々が続きました。
ヒントは“農薬の展着剤”
行き詰まったときにふと頭に浮かんだのが「農薬の展着剤」。
農薬を葉にしっかり付着させるためのあの仕組みを、チョークに応用できないか?
炭酸マグネシウムとGUARの成分を分け、二段階で使うことで「サラッ」と「付着力」の両立ができるのではないか。
そう考えて調合した溶液を手に塗り、粉チョークを乗せてみると——
「おっ!? 思ったよりも乗りがいい!」
その瞬間、頭の中に一気に完成イメージが広がりました。
あっという間に“カタチ”に
そこからは怒涛の試作。
配合を何度も変え、感覚を研ぎ澄ませながら調整を続けました。
すると、驚くほど早く理想に近い仕上がりに。
そしてついに、粉チョークを確実に定着させる「HYDRO」が誕生しました。
HYDROでできること
- 瞬間的なチョークアップ
ワンプッシュで手に広げれば、粉がしっかりと吸いつく。 - サラッとした使い心地
重さを感じず、快適にトライに集中できる。 - チョークの力を引き出す
いつものチョークが“別物”に変わる感覚。
最後に
「チョークの付着力をもう一段階上げたい」
「ベタつきに悩まされず登りたい」
そんなクライマーにぜひ試してほしい一本です。
発売日は近日公開予定。
ぜひ続報を楽しみにしていてください!
HYDROをいち早くチェック!
「HYDRO」を体験してみたい方は、ぜひオンラインショップからチェックしてください。
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